【建具職人は女性こそ向いている?】力仕事だけじゃない「繊細さ」が武器になる理由

「手に職をつけたいけれど、建設現場は男性ばかりで怖そう」

「体力に自信がない女性でも、職人としてやっていけるの?」


これから新しいキャリアを築こうと考えている女性の中には、こうした不安を感じて一歩踏み出せない方が多いのではないでしょうか。

確かに、かつての建設業界は「男社会」「力仕事がすべて」というイメージが強かったのは事実です。怒号が飛び交うような現場も、昔は少なくありませんでした。


しかし、今の現場は大きく変わってきています。

特に私たちが専門とする「建具(たてぐ)」の世界では、力任せの作業よりも、細やかな気配りや丁寧な手仕事が求められる場面が多々あります。

実は、そうした「繊細さ」を持つ女性こそが、一流の建具職人になれる可能性を秘めているのです。


この記事では、建設業界の人材採用に関わってきた私の視点から、女性が建具職人を目指すメリットや、現場のリアルな実情についてお話しします。

「私にもできるかも」という可能性を、ぜひ感じてください。


【目次】

- 1. 女性が現場職人?その不安、実は「思い込み」かもしれません

- 2. なぜ「建具職人」が女性に向いているのか

- 3. 正直、「きつい」瞬間はある?業界のリアル

- 4. 女性が長く活躍できる「良い会社」の選び方

- 5. 江戸川区「カネコ建装」が未経験・女性におすすめな理由

- 6. まとめ:手に職をつけて、自立したキャリアを。




■女性が現場職人?その不安、実は「思い込み」かもしれません

「職人=力持ち」というイメージがあるかもしれませんが、建具職人の仕事の本質は少し違います。

もちろん資材を運ぶ場面はありますが、最も重要なのは「サッシやドアを、枠にぴったりと収める技術」です。




■なぜ「建具職人」が女性に向いているのか


・「ミリ単位」の調整力がモノを言う

建具の取り付けは、非常に繊細な作業です。

建物は生き物のように、気温や湿度、経年変化でわずかに歪みが生じます。その歪みを見極め、カンナで削ったり、丁番(ちょうつがい)を調整したりして、スムーズに開閉できるようにする。

この作業には、1ミリ以下の精度が求められます。


ここで活きるのが、女性特有の「細部への注意力」や「丁寧さ」です。

大雑把に力でねじ伏せるのではなく、丁寧に微調整を繰り返す根気強さが、良い建具職人の条件です。実際に現場では、「女性の職人さんが調整した建具は、動きが滑らかで仕上がりが綺麗だ」と評価されることも少なくありません。



・お客様への「気配り」が最大の武器になる

建具職人の仕事は、新築現場だけではありません。リフォームやメンテナンスで、お客様が住んでいるお宅にお邪魔することもあります。

その際、施主様(特の奥様)にとって、男性の職人がドカドカと家に入ってくることに抵抗感を持つケースもゼロではありません。


そんな時、女性の職人がいるだけで、お客様に安心感を与えられます。

「靴を揃える」「養生を丁寧にする」「挨拶を明るくする」といった、当たり前の気配りができること。これだけで、会社としての信頼度は大きく上がります。

技術だけでなく、こうした「ソフトスキル」で活躍できるのも、女性職人の大きな強みと言えるでしょう。




■正直、「きつい」瞬間はある?業界のリアル

ここまで良い面をお伝えしましたが、もちろん大変なことがないわけではありません。

入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、あらかじめ知っておくべき「現場のリアル」についてもお話しします。



・重量物の運搬は避けて通れない

建具職人の仕事の中で、体力的に一番ハードなのは「搬入」です。

ガラスが入ったサッシや、鉄製のドアはかなりの重量になります。これを現場の設置場所まで運ぶ作業は、どうしても力が必要です。


ただ、最近の現場では無理をさせない傾向が強まっています。

重いものは台車を使ったり、一人で持てないものは必ず二人一組で運んだりと、チームワークでカバーするのが基本です。

「力がないからダメ」ではなく、「どうすれば安全に運べるか」を考え、周りと協力できるコミュニケーション能力があれば、体力面のハンデは十分に補えます。



・トイレや更衣室の事情

建設現場によっては、まだ女性専用のトイレや更衣室が完備されていない場所があるのも事実です。

大規模な現場では整備が進んでいますが、小規模なリフォーム現場や個人の住宅では、コンビニや公園のトイレを利用しなければならないこともあります。


しかし、業界全体として「女性が働きやすい環境を作ろう」という動きは加速しています。

会社選びの際には、こうした環境面への配慮があるか、あるいは「困った時に相談しやすい雰囲気があるか」を確認することが大切です。

次のセクションでは、そうした「女性が安心して働ける会社」を見極めるポイントについて解説します。




■女性が長く活躍できる「良い会社」の選び方

「未経験歓迎」と書かれた求人は多いですが、女性が長く安心して働くためには、いくつかのチェックポイントがあります。

求人票の条件だけでなく、その会社の「スタンス」を見極めることが重要です。



・「教育体制」と「初期費用」の負担を確認する

未経験から職人を目指す場合、最も大切なのは「教えてくれる環境があるか」です。

昔ながらの「技は見て盗め」というスタンスの会社では、未経験者、特に女性は孤立してしまうリスクがあります。そうではなく、「道具の名前や使い方から丁寧に教える」という教育方針を掲げている会社を選びましょう。


また、意外と見落としがちなのが「道具代」です。

職人の道具は高価なものが多く、すべて自分で揃えると数十万円かかることもあります。

「道具・作業着は会社支給」としている会社は、社員を大切にする姿勢の表れであり、経済的な負担なくスタートできるためおすすめです。



・「人柄」や「やる気」を評価してくれるか

スキルや経験よりも、「仕事に向き合う姿勢」を評価してくれる会社かどうかも重要なポイントです。

「女性だから」「経験がないから」と色眼鏡で見ず、一人の人間として向き合ってくれる会社は、入社後も公平に評価してくれます。

面接の際に、社長や担当者があなたの話をしっかり聞いてくれるか、職場の雰囲気はピリピリしていないか、肌感覚を大切にしてください。




■江戸川区「カネコ建装」が未経験・女性におすすめな理由

もしあなたが、東京都内や江戸川区周辺で「安心して働ける職人仕事」を探しているなら、私たち「有限会社 カネコ建装」の環境を知っていただきたいと思います。

私たちは鋼製建具のプロフェッショナル集団ですが、何よりも「人」を大切にする会社です。



・「見て覚えろ」は禁止。ゼロから丁寧に育てます

カネコ建装では、未経験の方にいきなり難しい作業を任せることはありません。

まずは先輩のアシスタントとして、道具の名前を覚えたり、簡単な作業を手伝ったりすることからスタートします。

ベテランの職人がマンツーマンで指導するため、わからないことはすぐに聞ける環境です。

「不器用でも、真面目にコツコツ取り組める人」であれば、私たちが責任を持って一人前の職人に育て上げます。



・月給25万円スタート。安定した生活基盤を提供

「見習い期間は給料が安い」という業界の常識にとらわれず、未経験でも月給25万円からスタートします。

さらに、昇給・賞与はもちろん、社会保険完備、家族手当など、長く働き続けるための福利厚生も充実させています。

もちろん、仕事に必要な道具や作業着はすべて会社が支給しますので、体一つで飛び込んできてください。



・性別に関係なく「やる気」を応援する社風

私たちは、採用において「経験」よりも「人柄」を重視しています。

「手に職をつけて自立したい」「チームで協力して仕事をしたい」という意欲があれば、性別は関係ありません。

アットホームで温かい社風ですので、男性ばかりの現場に不安がある方でも、すぐに馴染んでいただけるはずです。

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■まとめ:手に職をつけて、自立したキャリアを。


建具職人の仕事は、一度技術を身につければ、一生食べていける「資産」になります。

AIや機械化が進む現代でも、現場ごとの微妙な歪みに合わせて調整する職人の「手」と「感性」は、決して代わりがききません。


「私には無理かも」と諦める前に、まずはその一歩を踏み出してみませんか?

繊細な気配りができるあなただからこそ、活躍できる場所が必ずあります。


カネコ建装では、面接という堅苦しい形ではなく、まずは「会社見学」や「カジュアルな面談」からでも大歓迎です。

仕事の内容や職場の雰囲気を、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

あなたからのご連絡を、社員一同心よりお待ちしています。

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